最近、PETという言葉をよく聞きます。
知り合いの会社の社長さんは肺ガンの手術をして退院したのだけど、いつまでも癌マーカーが下がらないので、岡山の病院でPET検査をしたところ、小さい癌が二つ見つかって摘出手術をして、現在は良くなっているそうです。
東京の友達が、PET健康診断を受けたそうで、料金が16万円掛かったそうです。小さい脳血栓が二つ見つかって(比較的標準らしい)、一つはバイパスが自然にできていたそうです。ラッキーなことに癌は見つからなかったそうです。
愛媛県から予算が下りて、愛媛県立中央病院に今年平成18年4月にはPET-CTセンターが開設されます。癌検診・癌診療にも積極的に対応するべく準備中とのことです。
四国がんセンターはこれまで松山市の堀の内にあってすぐ近くだったのですが、現在新センターを建設中です。(新センター住所:愛媛県松山市南梅本町甲160)この新がんセンターにもPETが導入されます。完成は今年平成18年4月の予定のようです。
▼PETについてわかりやすいのは、このページ。↓
http://www.pi.hitachi.co.jp/PET/about/
▼四国がんセンターのホームページにPETの説明があります。
新病院で導入の予定 PET(ペット)装置
今回のニュースは、新病院(平成18年度開院、松山市梅本町)に導入予定の放射線機器PET(ペット)装置についてお話しを致します。
ペットと言いますと犬とか猫のペットを思い出すことでしょう。私、インターネットでPETを調べましたところ動物のペットのことばかりで、目的とするPETがあまりありませんでしたので困りました。
最近がんの診断法としてPET検査法が話題になっています。このがん診断法の検査は、今までの「腫瘍を形態として診断する」のではなく、「腫瘍を機能的に診断する」という非常に有用性のある検査法です。PETの機器、原理、検査法などについてお話し致します。
PET装置とは、ポジトロン(陽電子)を放出するアイソトープで標識された薬剤を体内に注射して、その放出される放射線を測定し、体内分布を特殊な装置で映像化する新しい診断法の医療機器のことです。PET装置の見かけ上の形は、皆様よくご存じのCT装置、MRI装置となんら変わりません。ただ、放射線の種類と放射線計測装置が違います。その違いは、体内に注射した放射性同位元素から出てくるポジトロンの陽電子が、陰電子と結合するとき消滅放射線を反対方向に2本放出し、その放射線を同時にPET装置で計測するというところです。画像の再構成などは、CT、MRI装置とまったく変わり有りません。
次にがん診断のための標識薬剤です。ほとんどのがん細胞は、分裂増殖のため大量のエネルギーを要しており、その多くは、ブドウ糖です。がん細胞には、数倍から数十倍のブドウ糖を取り込みます。この代謝作用を利用したポジトロンの放射性同位元素(フッ素)とブドウ糖の類似物質を標識したものがFDGと言う薬剤になります。最近では、がんの標識薬剤だけでなく様々なトレーサーが開発されています。
PETの検査法について説明します。検査前は、絶食とし、標識薬剤(FDG)を静脈注射します。薬剤が全身に分布するまで1時間程度かかります。その間安静にして寝ています。PET検査も20分くらい寝ているだけで終了致します。
PET検査は、がんの診断や転移、再発巣の診断、治療効果の判定、治療方針を早く決定できる点で非常に有用な検査です。
新病院では、PET検査が稼働致します。外来・入院の保険診療だけでなく、がんの早期発見を目的としたがん検診業務を行う予定にしています。
http://ky.ws5.arena.ne.jp/NSCC_HP/gaiyo/scc_news_pdf/scc_shokai.pdf
少しお金は掛かりますが、検査精度が高く、数ミリの癌も発見できるようですので、一度検査を受けてみようかと思っているところです。
知り合いの会社の社長さんは肺ガンの手術をして退院したのだけど、いつまでも癌マーカーが下がらないので、岡山の病院でPET検査をしたところ、小さい癌が二つ見つかって摘出手術をして、現在は良くなっているそうです。
東京の友達が、PET健康診断を受けたそうで、料金が16万円掛かったそうです。小さい脳血栓が二つ見つかって(比較的標準らしい)、一つはバイパスが自然にできていたそうです。ラッキーなことに癌は見つからなかったそうです。
愛媛県から予算が下りて、愛媛県立中央病院に今年平成18年4月にはPET-CTセンターが開設されます。癌検診・癌診療にも積極的に対応するべく準備中とのことです。
四国がんセンターはこれまで松山市の堀の内にあってすぐ近くだったのですが、現在新センターを建設中です。(新センター住所:愛媛県松山市南梅本町甲160)この新がんセンターにもPETが導入されます。完成は今年平成18年4月の予定のようです。
▼PETについてわかりやすいのは、このページ。↓
http://www.pi.hitachi.co.jp/PET/about/
▼四国がんセンターのホームページにPETの説明があります。
新病院で導入の予定 PET(ペット)装置
今回のニュースは、新病院(平成18年度開院、松山市梅本町)に導入予定の放射線機器PET(ペット)装置についてお話しを致します。
ペットと言いますと犬とか猫のペットを思い出すことでしょう。私、インターネットでPETを調べましたところ動物のペットのことばかりで、目的とするPETがあまりありませんでしたので困りました。
最近がんの診断法としてPET検査法が話題になっています。このがん診断法の検査は、今までの「腫瘍を形態として診断する」のではなく、「腫瘍を機能的に診断する」という非常に有用性のある検査法です。PETの機器、原理、検査法などについてお話し致します。
PET装置とは、ポジトロン(陽電子)を放出するアイソトープで標識された薬剤を体内に注射して、その放出される放射線を測定し、体内分布を特殊な装置で映像化する新しい診断法の医療機器のことです。PET装置の見かけ上の形は、皆様よくご存じのCT装置、MRI装置となんら変わりません。ただ、放射線の種類と放射線計測装置が違います。その違いは、体内に注射した放射性同位元素から出てくるポジトロンの陽電子が、陰電子と結合するとき消滅放射線を反対方向に2本放出し、その放射線を同時にPET装置で計測するというところです。画像の再構成などは、CT、MRI装置とまったく変わり有りません。
次にがん診断のための標識薬剤です。ほとんどのがん細胞は、分裂増殖のため大量のエネルギーを要しており、その多くは、ブドウ糖です。がん細胞には、数倍から数十倍のブドウ糖を取り込みます。この代謝作用を利用したポジトロンの放射性同位元素(フッ素)とブドウ糖の類似物質を標識したものがFDGと言う薬剤になります。最近では、がんの標識薬剤だけでなく様々なトレーサーが開発されています。
PETの検査法について説明します。検査前は、絶食とし、標識薬剤(FDG)を静脈注射します。薬剤が全身に分布するまで1時間程度かかります。その間安静にして寝ています。PET検査も20分くらい寝ているだけで終了致します。
PET検査は、がんの診断や転移、再発巣の診断、治療効果の判定、治療方針を早く決定できる点で非常に有用な検査です。
新病院では、PET検査が稼働致します。外来・入院の保険診療だけでなく、がんの早期発見を目的としたがん検診業務を行う予定にしています。
http://ky.ws5.arena.ne.jp/NSCC_HP/gaiyo/scc_news_pdf/scc_shokai.pdf
少しお金は掛かりますが、検査精度が高く、数ミリの癌も発見できるようですので、一度検査を受けてみようかと思っているところです。
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